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「顔学オンラインサロン報告」



 

「最新AIはここまでできる!画像生成」


NL83号(2023/3)  

第51回顔学オンラインサロン報告 

「最新のAIによる画像生成は凄いことになっている!」

2023年11月7日(火)

話題提供者:福本直之氏((有)Imageon CEO) 

 

武庫川女子大学のブログ記事


2023年11月7日(火)20時から第51回目の顔学オンラインサロンが開催されました。 

話題提供された福本直之先生は、フォーラム顔学2016(21回大会)、2017(22回大会)のポスター制作もしてくださったデザイナーです。福本先生はAIで生成された絵画がコンペで金賞を受賞されたこともある方で、先駆的にAIをデザインに活用されています。画像生成AIの進化は著しく、よりリアルな画像を制作することが出来るそうです。 

紹介いただいた作品は、すでに亡くなっている著名な画家による絵画風にアレンジされたものだったり、まるで本人が目の前にいるような感じだったり、生きているような皮膚感の顔画像だったり、髪が風に優しくなでられているような自然に流れる動きだったり、身体がかすかに動いてまるで呼吸しているように見える画像だったり、未来的・宇宙的な顔画像だったりしていて、「最新のAIによる画像生成はこんなにすごいんだ!」と思わず唸ってしまいました。 

画像生成AIにはいくつかモデルがあり、今注目されているのはMidjourney(米)とStable Diffusion(英)だそうです。いずれも写真的表現力が素晴らしく、Stable Diffusionの方がよりリアルな表現ができるそうです。そのとき注意するのは、事前の顔データと意図するイメージを入力する言葉(英文)の選択ということでした。福本先生には、さらに詳しくポーズや表情などをチューニング(表現指定等)する方法もお話しいただきましたが、技術とセンスがあるからできることだと思いますが、さらりと操作している様子とさっと変化する画像に使ったことの無い私には感嘆とともにため息も出てしまいました。クリエイティブな業界では、AIによって制作が脅かされることや著作権、肖像権、社会ではフェイク情報なども問題になっているそうです。質問コーナーでも多くの意見が出ましたが、新しい技術をどう使いこなし、どう利用して、どうアピールするかは人々の心の問題と感じました。 

このように、51回も多くの方に参加いただき大変興味深いものでした。なお、次回は12月12日(火)20時から、中村剛さん(合同会社似顔絵倶楽部代表/心似顔絵塾塾長)による似顔絵教室です。みなさまのご参加をお待ちしております。

記:菅沼薫

 

図1 資料表紙と福本直之先生 

図2 フォーラム顔学2017のポスター 

図多数 福本直之先生の作品 

 

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