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原島 博先生 HC 塾 150 回記念講演会
2024 年 2 月 3 日(土)、原島博先生の表題の記念講演が先生の古巣である東京大学工学部で開催されました。
原島先生は日本顔学会の創立メンバーであり、ニ代目会長として顔学会の発展に長くご尽力されてきました。HC 塾は先生が東京大学を定年退職された 2 年後の 2011 年 3 月、東日本大震災直後に始められた私塾です。その時々に興味を持ったことや関心事を 90 分間の講義で聴講者にわかりやすく話してくださるので、先生と一緒に様々な事柄について学ぶことができます。
顔に関する話題も、「顔学への招待」「顔学特別講座」という顔学会のセミナーとコラボする形で複数回取り上げてこられました。
今回の講演会では、先生自身のお気持ちやモットーについて語られ、講義録シリーズ「俯瞰する知」の出版が発表されました。情報工学という先生の専門分野を離れ、宇宙論から哲学・文化などジャンルを超えて俯瞰し講義して来られた集大成です。
先生はもともと専門知よりも総合知の重要性を説いて来られ、異なる分野の専門家の集合を学祭知と考え、それをダヴィンチ科学と名付けました。その実験の場として1995年の設立に携わって誕生したのが日本顔学会なのです。
HC塾では総合知を超えて、自らの目線で知の世界を旅するように楽しめる「俯瞰知」を実践してこられました。
今後は自分だけでなく全ての年代層の人々が面白がることのできる「知の世界」を目指して、「面白がる会(仮称)」を4月にキックオフされる予定です。
原島先生の「知の旅」はエンドレスです。(松永伸子)
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